コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか/川島良彰さん
あっきーです。
先日こちらの本を読みました。
コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか/川島良彰さん
子供の頃から親のコーヒー店のお手伝いをして、学生時代はエルサルバドルでコーヒー研究所に所属し、社会人になって世界でコーヒーを作ってきた経験を持つ方です。
コーヒーに囲まれて、心からコーヒーが好きな方だと思います。
川島さんはコンビニコーヒーでコーヒーを好きな方が増えている状況を喜んでいます。
コーヒーもワインのようにみんなが愛する飲み物になってほしいと願っています。
そのために、業界の人たちの固定観念を破って、より美味しいコーヒーを提供できる環境を作りたいと願っています。
川島さんはコーヒー業界で3つの変化を起こしたいと考えています。
1. コーヒーの管理のあり方を変えたい
コーヒーはワインの原料であるぶどうと同じフルーツであり、自然環境や天候の影響を受けやすく、精選工程によって品質が変わるものとおっしゃっています。
ワインのようにリーファーコンテナを利用して、輸入するなどの工夫が必要である。
コーヒーは生豆が命。焙煎は料理と同じでそこにある原料に味付けして、出来る限り美味しく頂く技術とのこと。
焙煎した豆の提供もなるべく新鮮なうちに飲めるようにしたいとおっしゃっています。
2. 価格に見合った美味しいコーヒーを提供したい
コンビニコーヒーが値段に見合った美味しさなので、500円、1000円のコーヒーもその価格に見合ったコーヒーを出せるように各店舗が努力をしていく必要がある。
コーヒーはワインの世界と似ていて、畑でグレードが分かれ、保存状態で品質が変化するものとのこと。
品質のピラミッドを作るために価格に見合ったコーヒーを提供できるようにしたいとおっしゃっています。
3. 飲食業界のコーヒーの提供のあり方を変えたい
飲食店の各店舗でも、コンビニのように1杯ずつ抽出して提供する形態に変えていく必要がある。
また、コーヒーメーカーの管理をより丁寧に行うことでおいしいコーヒーを提供し続けられる環境を作りたいとおっしゃっています。
—–
長年コーヒーと向き合って、とてもコーヒーが好きな方で、様々なお話の中でこだわりが感じられました。
私も気付いていなかった点もあり、とても参考になる本でした。
筆者が経営しているミカフェートという店舗のコーヒーもいつか飲んでみたいと思います。
コーヒーメーカーでもスイッチのオンオフで蒸らしをするとより美味しくなるとのことで、私もやってみようと思いました。
では、また!